イベント紹介

[期間限定公開]蓮性寺(小浜市)の十一面観音坐像

蓮性寺(小浜市) 十一面観音坐像
蓮性寺(小浜市) 十一面観音坐像
開催期間
2017年6月17日(土) ~ 2017年7月30日(日)

 小浜市阿納の蓮性寺境内にある観音堂にお祀りされている秘仏の十一面観音坐像です。胸や腹はどっしりとした肉感がありながら、膝の張りもほどよく、全体的に均整のとれた姿であること、肩からかかる衣や、膝を覆う衣のひだがゆるやかな彫口で表現されていること、ふくよかなお顔に唇は厚く刻まれ、彫眼であることなどから、平安時代(11世紀中頃)の作の御像であると考えられます。坐像の十一面観音像は若狭でも珍しい姿です。

 蓮性寺は、臨済宗南禅寺派の寺院で、江戸時代の記録によると、寺の創建は天文13年(1544)、観音堂の創建は文和元年(1352)とされていますが、この像は寺や堂の創建年代よりも古いものです。東寺百合文書(国宝)の文永2年(1265)「若狭国惣田数帳案」という古文書には、この頃、阿納に「長谷寺」「瀧蔵宮」(奈良では長谷寺の奥ノ院が瀧蔵神社です)という寺社が存在していることがわかっていて、像の造像年代から考えると、長谷寺が廃れた後、蓮性寺に引き継がれて、お祀りされてきた仏像であると思われます。

今回が、初公開となります。

概要

開催期間 2017年6月17日(土) ~ 2017年7月30日(日)
会場 常設展示室Ⅰ<若狭のみほとけ>