イベント紹介
常展展示替え「漆文化のはじまり-The Beginning of Traditional Urushi Culture-」(9/4~11/24)
- 2014年9月 4日(木) 0:00 ~ 2014年11月24日(月)
若狭のなりたちゾーン「鳥浜貝塚のココがすごい!」コーナーでは、展示のテーマ替えを行いましたのでお知らせします。
テーマ/漆文化のはじまり
期 間/2014年9月4日(木)~11月24日(月・祝)
展示品/最古のウルシの木材(鳥浜貝塚)、漆塗り製品〔重要文化財〕(鳥浜貝塚)など
※展示する漆塗り製品は定期的に変わります。
概要
開催期間 | 2014年9月 4日(木) 0:00 ~ 2014年11月24日(月) |
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会場 | 若狭のなりたちゾーン「鳥浜貝塚のココがすごい!」コーナー |
みどころ
福井県では若狭塗や越前漆器を通して親しまれている漆。ウルシの樹液である漆を利用した文化は、日本、中国、朝鮮半島に限られるものです。日本では約7000年前には本格的な漆塗りの技術が見られ、ウルシの木も生えていました。しかしそれより昔の約9000年前に、北海道の垣ノ島B遺跡で赤色漆糸製品が用いられていました。これが現在、世界で最も古い漆製品です。最古のウルシの木材はさらに古く、約12600年前の枝が、福井県の鳥浜貝塚から見つかっています。
ウルシは中国などが原産地で日本には自生していなかったとされている植物です。それが事実なら、1万2000年以上前の最終氷期終わりごろに、利用のためウルシが日本にもたらされたことになります。しかし今のところ、そのような交流を証明することも難しく、漆文化の起源は謎につつまれたままです。
列品数は少ないですが、完成された縄文漆の美と、1984年に出土した自然木が日本最古のウルシと実証されるまでの道のりをご紹介します。