展示紹介
〈日本遺産〉認定記念展「御食国とサバ街道」

- 2015年8月 8日(土) 0:00 ~ 2015年9月23日(水)
このたび、今年創設された〈日本遺産〉に、「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群~御食国若狭と鯖街道~」として、若狭と都を結ぶ街道に関係する史跡や関連文化財が認定を受けました。これを記念して、関連の資料約50点を展示し、若狭と都との交流の歴史を紹介します。
概要
展示期間 | 2015年8月 8日(土) 0:00 ~ 2015年9月23日(水) |
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展示場所 | 2階企画展示室 |
料金 | 一般/400円 |
開館時間 | 9時00分~17時00分(入館は16時30分まで) |
休館日 | 9月14日 |
構成
1 奈良と若狭(御食国)
2 海上交易と小浜湊
3 熊川宿場の開発
4 小浜市場の開発
5 遠敷と針畑峠(最短の道)
6 信仰の道(志由ん連以道)
7 若狭の産物と都
みどころ
このたび、若狭と都を結ぶ街道に関係する史跡や関連文化財が、「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群」として全国応募83件の中から〈日本遺産〉(第1期18件)の認定を受けました。
日本海に面し、豊かな自然に恵まれた若狭は、古代から海産物や塩など豊富な食材を奈良の都に送り、朝廷の食卓を支えた事実上の「御食国(みけつくに)」のひとつであり、その後も「若狭の美物(うましもの)」を都に運び、京の食文化を支えてきました。近年「サバ街道」と呼ばれるようになった若狭と京都とをつなぐ街道群は、食材だけでなく、様々な物資や人、文化を運ぶ交流の道でした。朝廷や寺社などとの結びつきから始まった都との交流は、サバ街道を通じてより大衆と結びつき、街道沿いの宿場・市場・社寺の文化財などによって、全国的にも稀な「往来文化遺産群」を形成しました。
この認定を記念して、1500年続く若狭と都との古くからの親密な交流を紹介します。
日本海に面し、豊かな自然に恵まれた若狭は、古代から海産物や塩など豊富な食材を奈良の都に送り、朝廷の食卓を支えた事実上の「御食国(みけつくに)」のひとつであり、その後も「若狭の美物(うましもの)」を都に運び、京の食文化を支えてきました。近年「サバ街道」と呼ばれるようになった若狭と京都とをつなぐ街道群は、食材だけでなく、様々な物資や人、文化を運ぶ交流の道でした。朝廷や寺社などとの結びつきから始まった都との交流は、サバ街道を通じてより大衆と結びつき、街道沿いの宿場・市場・社寺の文化財などによって、全国的にも稀な「往来文化遺産群」を形成しました。
この認定を記念して、1500年続く若狭と都との古くからの親密な交流を紹介します。
展示資料

平城宮の官人の食膳 復元模型 高浜町郷土資料館蔵
若狭から運ばれた海産物が並びます。

観音菩薩立像 福井県指定文化財 誓願寺蔵
平安末期。港湾都市小浜の成立年代を示す仏像です。

不動明王三童子像 重要文化財 萬徳寺蔵
鎌倉初期。都の仏教文化の若狭への伝来を端的に示す優品です。
※展示期間:8月8日(土)~8月31日(月)

小浜祇園祭礼絵巻 小浜市指定文化財 廣嶺神社蔵
江戸後期。京都祇園祭の影響を受けた鉾(ほこ)や山車(やま)が描かれています。