展示紹介
新春特別公開「青蓮寺の観音菩薩立像」
若狭歴史博物館では若狭地域の仏像を広く紹介するため、定期的に仏像の展示替えを行っています。今回は、青蓮寺(美浜町佐柿)に伝来した木造観音菩薩立像(重要文化財)を期間限定で公開します。
青蓮寺の観音菩薩立像は、右足をゆるめて腰をわずかに左にひねり、蓮華座上に立つ姿です。頭部は高く髻を結い、花飾りのある天冠台と、正面に阿弥陀如来の化仏をあらわす大きな冠を載せています。右腕にかかる衣にあらわされた渦文や、膝下の翻波式衣文などは古風ですが、表情や彫法が穏やかになっていることから、平安時代(10世紀頃)の制作と考えられます。
概要
展示期間 | 2020年12月21日(月) 0:00 ~ 2021年1月24日(日) |
---|---|
展示場所 | 企画展示室 |
料金 | 常設展示入館料でご覧いただけます |
開館時間 | 9時~17時(最終入館:16時30分) ※会期中の休館日:12月28日(月)~1月2日(土)・1月12日(火・祝) |