イベント紹介

2023年10月 1日（日）13:30

「団体旅行」と聞くと、旗を持ったガイドに連れられた、主体性のない旅行者の集団、といったイメージが思い浮かぶ。しかし、旅行機会そのものがまだ少なかった時代にあって、団体旅行は誰もが安全に旅を体験できる貴重な手段でもあった。そうした団体旅行の発展には、交通網の整備、宿や食事の提供といった旅を支える諸条件はもちろん、旅人と旅先とを結びつける仲介者が果たした役割も大きかった。日本の文化的所産ともいうべき団体旅行の変遷を、とくに戦後の高度経済成長期を中心に考えてみたい。

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講師紹介

「人はなぜ旅をするのか？」を考える民俗学者。民俗学（交通交易論）、旅行文化論を専門とする。
観光だけでなく、特に文字記録が乏しい特に行商や朝市などを研究の中心とする。
旅の文化研究所の研究員として活躍ののち、神奈川大学教授となる。

▶神奈川大学教員紹介ページ　山本　志乃｜神奈川大学　神大の先生 (kanagawa-u.ac.jp)

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