イベント紹介

『井田家旧蔵古写真』の画像を公開しました

開催期間
未定

 当館所蔵『井田家旧蔵古写真』の画像が県文書館の「デジタルアーカイブ福井」で公開されました。

 『井田家旧蔵古写真』は、福井県小浜市で井田写真館を営んでいた井田家に伝来した写真原板(ガラス乾板約2300枚、ネガフイルム約1600枚)からなる資料群です。井田写真館は小浜旧市街の生玉区(現小浜市小浜生玉)にあった写真館で、資料群に含まれる写真原板の大半は同館の写真師・井田米蔵氏(1887~1968)によって撮影されました。
 米蔵氏の撮影対象は多岐に渡り、肖像、風景、建築物、祭りや行事など、当時の小浜を中心とした若狭の情景が克明に記録されています。特に北前船は帆走している様子や港で風待ちをしている様子など、国内でもあまり例を見ない写真も含み非常に貴重です。また米蔵氏は文化財への造詣も深く、古文書や仏像、史跡などの記録写真も多数撮影しており、そこには現在とは異なる姿が記録されている場合もあることから、文化財の記録としても非常に有用といえます。
 今回公開された写真は当館の特別展「写された若狭-古写真の世界-」(平成22年)および「若狭を撮る-井田家所蔵古写真のまなざし-」(平成24年)で公開されたものですが、全体からするとまだ10%程度にすぎません。今後の調査と資料の整備が期待されています。

●本件についての報道資料は こちら

●デジタルアーカイブ福井は こちら
 ※簡易検索のフリーワードに「井田家旧蔵古写真」と入力して検索可能

●『井田家旧蔵古写真』が掲載されている図録の情報は こちら
 平成22年度特別展図録『写された若狭-古写真の世界-』
 平成24年特別展図録『若狭を撮るI-井田家所蔵古写真のまなざし-』
 平成24年特別展図録『若狭を撮るII-井田家所蔵古写真のまなざし-』

※『井田家旧蔵古写真』の放映・掲載等については当館までお問い合わせください

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