展示紹介
ちょっとむかしのくらし展~ワラをめぐる若狭の生活誌
紐、様々な袋、保温ジャー、レインコート、長靴、サンダル、虫よけ、レジャーシートなど。昭和30年代ごろまで、これらにあたるものは米作・麦作の副産物である藁で作られていました。これら日用品だけでなく、お祭りやお祝いの場でも利用され、若狭地域もそのような生活を営んできました。
近代の若狭地域では、農閑期の副業として「藁工品」作りが奨励され、非常に熱心に実施されたことが特徴的です。その生産量は全国トップクラスを誇り、遠くは北海道や名阪方面へも出荷されました。生産の向上の裏側には農機具の導入や、奨励金の援助、組合の形成があり、その歴史は若狭地域の農村における近代化の歩みを教えてくれます。
本展示では、むかしの生活道具の他、新聞資料、公文書等から、今では見る機会の少なくなった藁製品から若狭地域の生活の変容を考えます。
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概要
展示期間 | 2022年12月 3日(土) 0:00 ~ 2023年3月12日(日) |
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展示場所 | 企画展示室 |
料金 | 常設展示入館料でご覧いただけます |
開館時間 | 9時~17時(最終入館:16時30分) |