展示紹介
とあるお寺のほとけさま─秘仏観音と伝来の古仏─
小浜市内のとある村落の小さな寺院に、ひっそり伝わったほとけを紹介します。33年に一度ご開帳される本尊観音菩薩立像は壇像風の仏像で、多田寺の三尊に通じる裳の浅い彫られた衣紋と、天衣の鋭い彫り口の衣紋の対比は、本像の見どころのひとつでしょう。すがりたくなるような華麗なおすがたは一見に値します。この他平安時代にさかのぼると考えられる8躯のほとけは、いずれも破損仏ながら一木造によりその量感をよく留めており、かつての美しいすがたを彷彿とさせます。いずれのほとけも当館初公開です。この機会にぜひご覧頂きたいと思います。
主な展示資料
秘仏本尊 観音菩薩立像(平安時代)
十一面観音菩薩立像(平安時代 破損仏)
神将形立像(平安時代 破損仏)
概要
展示期間 | 2022年4月23日(土) 0:00 ~ 2022年5月29日(日) |
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展示場所 | 企画展示室 |
料金 | 常設展示入館料でご覧いただけます |
開館時間 | 9時~17時(最終入館:16時30分) |