イベント紹介

[期間限定公開]現代若狭の仏師・村岡如伸氏作 十一面観音立像

十一面観音立像(村岡如伸氏制作・小浜市所蔵)
十一面観音立像(村岡如伸氏制作・小浜市所蔵)
開催期間
2017年8月 5日(土) ~ 2017年11月 5日(日)

京都の仏所で仏像彫刻を修業された小浜市在住の仏師・村岡如伸氏が平成9年に制作された二尺半(77㎝)の十一面観音菩薩立像です。村岡氏は、これまでにも数々の仏像を制作されるほか、仏像彫刻を志す方へも指導をされています。また、盗難にあった地域の仏像の再興や修復にも関わっていらっしゃいます。

本像は、滋賀県長浜市の渡岸寺の国宝・十一面観音立像(9世紀)の小型の写しで、平安時代初期の仏像の特色を学んだ現代の作品です。大きめの十一面(うち二面は脇面。頂上仏は菩薩面)も丁寧に彫りだされ、像の存在感を際立たせています。膝から下にかけての衣は平安時代初期にみられる翻波文(ほんぱもん)、両腕から足元にかかる天衣の裾にはハート形の古様の文様、肩から腹にかかる条帛は薄い平安時代初期風で、肩を引き気味に腹を出し、腰を反らせる姿が美しい像です。

若狭には平安時代の仏像が多く伝来していますが、現代の像と比較することで、新たな仏像の解釈ができるのではないでしょうか。

概要

開催期間 2017年8月 5日(土) ~ 2017年11月 5日(日)
会場 常設展示室Ⅰ<若狭のみほとけ>