わかはく講座
開催終了わかはく講座
鉄製農工具からみた若狭と周辺の古墳時代後期
開催期間 2025年7月20日(日曜日)13時30分~15時
概要
| 演 題 | 鉄製農工具からみた若狭と周辺の古墳時代後期 |
| 講 師 | 魚津 知克 氏 福井県教育庁埋蔵文化財調査センター 主任(文化財調査員) |
|---|---|
| 開催日時 | 2025年7月20日(日曜日)13時30分~15時 |
| 会 場 | 福井県立若狭歴史博物館 講堂 |
| 内 容 | 古墳時代には、鍬・鋤・鎌・斧・鑿・やりがんなといった、さまざまな鉄製農工具が使われました。 これらの鉄製農工具は、いくつかの種類を一括して古墳に副葬することも多く、当時の技術を知るうえで貴重な研究資料となっています。 若狭でも資料が蓄積され、特に後期古墳の副葬様相について、周辺地域との比較から大変興味深い事実が分かってきました。 新たな古墳時代の地方社会像を切り開く可能性がある資料について、いっしょに考えていきたいと思います。 |
| 料 金 | 無料 |
| 事前申込 | 不要 |
終了しました
古墳時代の鉄製農工漁具は、前期・中期と普及し、後期になると減少します。そのような傾向が全国的に認められるなか、若狭では古墳時代後期においても鉄製農工具のセットが副葬されています。講座では、古墳時代中期から後期までの鉄製農工漁具の形態や組成の変遷と、若狭の古墳から出土した鉄製農工漁具をもとに、渡来文化の受容と展開を背景とした若狭と丹後、近畿中央部、丹波との関連性が指摘されました。





